【株式会社環境設計】事業を成功に導く「未来計画」を「かたち」にする。強みは許認可申請等の行政手続きや交渉にあり!

株式会社環境設計は、土地開発のマネジメントをトータルに手がけるコンサルティング会社だ。今回は、土地の有効活用をサポートすることを中心に据えた事業内容や強み、求める人物像や人材教育などについて、代表取締役の須嵜昭社長に話を伺った。

土地活用の側面から事業成功をサポート

当社は2000年に尾張旭市で創業して以来、土地をテーマにお客様の事業を成功に導くお手伝いをしています。具体的には、土地を最も有効活用できる事業の企画や設備の設計などのコンサルティング事業です。

「人間と地球環境の調和」を理念に、土地購入から有効活用するための事業企画、基本設計や行政手続き、建物設計、建設マネジメントまで、トータルにワンストップで対応する体制を整えながら、土地の付加価値向上を目指しています。

環境設計のお客様は、土地を所有する個人や企業、その場所で事業を展開したいと考える企業になります。

土地を活用する上で必要となる行政との協議&交渉や地元住民の方々とのコミュニケーションを円滑に行いながら事業の成功をサポートすることが我が社のミッションです。

当社の特徴は、お客様のご要望に合わせて様々な関わり方、コンサルティングをする点。たとえば、土地探しや買い入れの段階から建物の完成までフルにお手伝いさせていただいた場合、1つのプロジェクトで5〜6年かかることもあります。

コンサルティングという言葉を聞くと、多くの方がアドバイスするだけのイメージを持つかもしれませんが、当社のコンサルティング業務は、その多くが実際にアクションして汗をかくもの。

というのも、土地の活用には法律が関わることが多く、行政との協議や交渉、さらには地元住民の方々への説明には、専門知識や緻密なコミュニケーションが必要となる部分があるため、現場へ赴いて前面に立って進める場面が少なくないからです。

須嵜昭 代表取締役社長

幅広い法律知識とコーディネート力が強み

私たち環境設計のコアコンピタンスは主に2つあります。

まず、行政に関わる交渉や手続きの部分。知っている人もいるかもしれませんが、行政手続きをクリアするには専門的な法律知識が必須です。

しかも当社の事業では、建築や土地、ビジネスなど、必要な法律知識が多岐に渡り、それらは随時改正されていきます。

さらに、1つのプロジェクトで複数の行政手続きや交渉を同時並行で進めていく必要もあるほか、それぞれの交渉の成否や結果が、別の行政手続きや協議に影響してしまうことが少なくありません。

このように複雑に絡み合う協議や交渉を同時並行で進めながらプロジェクトを前進させるには、広くて深い法律知識が必要となります。こういった知識をつけた社員が在籍しているため、安心して仕事を任せていただける理由になっているのだと思います。

次に、スケジュールや要件が複雑に絡み合うプロジェクトを円滑に進めるには、各分野の専門家をつなぎ、プロジェクトを計画通り前進させる「コーディネート力」が重要になってきます。

たとえば、土地の測量や建築設計、土木設計、法律関連のチェック、行政との交渉や協議、地元住民とのコミュニケーション、そして工事が始まれば施工監理など、一つのプロジェクトに多くの専門家が参加します。

多様なプロフェッショナルと信頼関係を築きながら適切にコーディネートし、プロジェクトをスムーズに進行させる力も当社の強みと言えます。

人事評価制度の再構築でやりがいアップ

当社の仕事や特徴を知っていただくと理解していただけると思いますが、私たちの事業は「土地」が相手のように見えて、実は「人」が相手なんです。

だから、仕事に取り組んでいく上では「人間力」が必須です。そしてもちろん「専門知識」も必要になります。ですから、入社後に人間力を高め、同時に専門知識を身につけていただけるよう、会社も様々なサポートをしています。

まず資格取得に関しては、業務関連資格はもちろんのこと、会社の事業にプラスになると判断されれば、かなり幅広い資格取得について試験費用の負担や取得後の資格手当という形で会社がサポートします。

意見が飛び交う社内ミーティング

たとえば、CADスクールへの参加は全額会社負担で実施しています。加えて今は、人事評価制度を新たに構築しています。

これまでは社長である私が全社員の評価を行ってきましたが、これからの時代に生き残っていくためには、さらに客観的かつ先進的な評価システムにする必要があると考えました。

そこで外部コンサルタントの指導のもと、全社員が参画して人事評価制度を再構築。

一つひとつの評価基準も、社員やコンサルタントの意見をもとに必要な素養やスキルを明確化しました。

現在テスト運用中ですが、半年ごとに自分で目標設定したり、自己評価と上司評価を合わせて最終評価が決まる点など、社員からも概ね好評のようです。

積極的に労働環境整備や採用活動を強化

現在はコロナ禍のため、一部の社員がテレワークで勤務していますが、女性が活躍しやすい環境づくりや育児・介護がしやすい職場環境の構築を目指して、実はコロナ禍以前から取り組んできました。

育児や子どもの保育園の送迎などのためにフルタイムでは働きにくい、両親の介護でデイサービスの送り出し時間は家にいる必要がある、といった人はこれからも増え続けるでしょう。

そうした人たちも、通勤時間を勤務時間に回せば時間の無駄なく働けます。当社では、機材の貸与とインターネット環境の設置費用を負担しながら、テレワークの推進に取り組んでいます。

このような働く環境の整備とともに、積極的に取り組んでいるのが採用活動です。

テレワークなど活躍しやすい環境づくり

当社の仕事は、どの役割を担当するにしてもひとりだけでは完結できません。そういう意味では、協調性はもちろんのこと、きちんと自己主張しながら相手の意見にも素直に耳を傾けられるような「人と関わるのが好き」という人を求めています。

また、業務遂行には日々の自己研鑽を継続できるかどうかも大切です。

当社の業務は、アップデートや進化が頻繁に発生する法律をはじめとした専門知識が必須ですから、そうした知識を学び続けようとする貪欲な姿勢と、トレンドや社会の動きに反応するアンテナの高さと感度が重要です。

今は採用担当を入社2年目の社員に任せているのですが、「『自分よりスゴい!』と思った人を採用してほしい」と伝えています(笑)。

都市計画策定や街づくりに関わる企業に

おかげさまで環境設計は着実に成長しています。今後も成長を続けるには、まず当社のコアコンピタンスである行政手続きや協議、交渉のノウハウ、さらにはコーディネート力をしっかり充実させていきたいと考えています。

また、成長を追い求めるよりも、しっかりと足腰を鍛えて会社の力を蓄えることを意識しています。

もちろん結果として成長するのは喜ばしいことです。それでもなぜ会社の力を蓄えることを意識するかというと、これまでお客様からお声掛けいただけたことで会社は成長してきましたが、社会情勢の変動、法律の改正などによっては、この風向きが変わるかもしれません。そんな時に、こちらから能動的にアクションできる「提案力」を備えた企業になりたい。

そして将来的には、都市計画や街づくりのお手伝いができる企業を目指したいと考えているからです。

愛知県は東京と大阪という大都市の中間地点にあり、リニア新幹線が開通して移動時間が大幅に短縮されれば、これまで以上にポテンシャルが高まるエリアであり、将来は日本の中枢になる可能性を十分に秘めています。

その愛知県を中心に土地利用のコンサルタント事業を展開する当社で、お客様の夢を実現する仕事に意欲を持って取組むフレッシュな仲間を求めています。

株式会社環境設計
設立:2004年
事業内容 :土地コンサルティング事業
資本金:3000万円
従業員数:20人
本社住所:愛知県尾張旭市旭前町一丁目 6 番地 5
電話番号:0561-51-3356
URL:http://www.kankyo-d.com/

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