【株式会社宿泊予約経営研究所】宿泊予約サイトをはじめとしたWEB集客ツールの活用から コンサルティング、ブランディングまでを行う宿泊施設専門のパートナー

  • 設立   2004年9月
  • 事業内容 予約サイトの運用業務代行サービス、ホームページ用ASPサービス、ネットワークシステム開発業務、宿泊施設に対する経営コンサルティング、ホームページの企画・制作・運用管理業務、宿泊予約サイトの運用
  • 資本金  5,000万円
  • 従業員  164名
  • 本社住所 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1横浜ランドマークタワー20F
  • 電話番号 045-227-6505
  • URL   https://www.yadoken.net/

ホテルや旅館などの宿泊施設を対象にWEB集客コンサルティングを行っている株式会社宿泊予約経営研究所(「やどけん」)。名刺に大きく「職業:旅人」と明記しているのは、「プロの旅人」としての視点から、宿屋に気づきを与えられる存在でいようという思いがこもっているという。日本中の宿屋を元気にすることを通して、地方の活性化もサポートしていきたいという同社の魅力と働きがいについて、広報の小池育弥さんと宿屋のコンサルティングを行う長谷朋美さん、新規営業を行う加藤朱莉さんの三人に話を聞いた。

「良地良宿」で宿も地域も元気に

ホテルや旅館を探す時、「じゃらん」や「楽天」などのインターネット予約を利用したことがある人は多いのではないでしょうか。当社は、ソフトウェアの開発やWEB系システムの構築を手がけている株式会社アローズ・システムズの新規事業として、こうした宿屋の予約サイトの運用代行を目的につくられました。
現在社名になっている「宿泊予約経営研究所」は、当初はこのアローズ・システムズが提供する、商品サービスのいち名称にすぎませんでした。しかも最初は「経営」という文字は入っていなかったそうです。
事業を加速するため、創業者が株式会社として独立する時に、有名な宿屋の社長から「いつか経営もサポートできるくらいに成長するから、名称に『経営』を入れたほうがいい」とアドバイスをいただき、現在の名前になったと聞いています。現在ではその名の通り、宿屋の経営コンサルティングやブランディングといった業務でのお手伝いをさせていただいたり、「株式会社良地良宿」という別会社で実際に宿屋の経営を行ったりもできる会社に成長しました。
平成30(2018)年1月には、100%子会社の株式会社良地良宿を設立。長野県飯田市の「静かな渓谷の隠れ宿峡泉」の経営を中心に、周辺地域との連携をはかり、「宿から地域活性化」への取り組みに一段と力を入れています。
この子会社は、「良い町には良い宿がある」という当社の理念をそのまま社名にしました。「宿屋は、その土地の文化に活かされ活かすことで、旅人がより多く集まり、地域が栄える」という考えに基づき、運営事業の第1弾として宿屋の経営を再生し、地域活性化に貢献していきたい考えです。
私たちは名刺に「職業:旅人」と記載しています。これは私たち自身が旅人の視点で、宿屋をよりよくしていきたいという思いからです。経営理念でもある「良地良宿」を完遂させることで、日本中の宿屋を、ひいては日本中を元気にしていきたいと社員みんなで頑張っています。

業務代行からコンサルティングへ

当社は今年15周年を迎えますが、ほんの5年ほど前までは「ネットで販売するには何をしたらいいのかわからない」という宿屋さんが多く、WEB集客のお手伝いがメインで、コンサルティングまでの展開はまだできていませんでした。それがここ5年ほどで仕事の仕方が大きく変わったように思います。
インターネットでの宿泊予約が広がったことで、宿屋さんの当社に対する期待値がどんどん高くなってきたことから、そのご期待に応えるためにコンサルティングにも力を入れはじめました。
また宿屋を元気にするためには、やどけんの社員が元気でなくてはならないと考えています。当社で働く社員は、20代〜60代までと幅広く、様々なライフイベントを迎えています。どの社員にも働きやすい環境づくりを心掛けています。

「やどけん」で働く魅力

当社で働く魅力はたくさんありますが、なかでも自慢できるのは、産休・育休からの職場復帰率が100%ということです。実際に働いている従業員からの働き方提案を随時取り入れてみんなで働きやすい職場にしていこうという創業者の思いが根底にあり、社員一人ひとりの意見を尊重する社風が根付いています。
たとえば、当社では有給休暇のうち、理由の如何に関わらず2日分は1時間単位で有給が取得できるようになっています。これは育休から復帰した女性従業員からの発案がもとで生まれた制度です。ご家族の通院や学校行事、休むほどではないけれどちょっとした用事を済ませたいときに使用するだけでなく、早めに仕事を切り上げて旅行に行くなどプライベートの充実のためにも活用されています。制度の発案はワーキングマザーからでしたが、子育て世代を中心に、多くの社員が利用しています。
また、出勤時間を1時間前にずらして16時半に退社する「モーニングワーク」も社員の発案から生まれました。コンサルティングに関する業務が増えてくるにつれ、ひとりでじっくり考える時間がほしいという声が高まりました。「夜の3時間より早朝の1時間の方が、効率がいい」ということから、早朝の1時間をアイディア出しにあて、日中は宿屋の方とのコミュニケーションや、アイディアを形にする作業を行うというワーキングスタイルが生まれました。絶対に残業をせず16時半で退社するということも徹底されていて、ワークライフバランスの実践にも役立っています。
今年4月、社内に「TRAVELLERS’ CAFÉ」という名前のリフレッシュルームをつくったのも、「ずっとパソコンに向き合っているだけでは、いいアイディアは生まれない」という創業者の思いからです。音響や設備などにこだわった部屋で、リフレッシュしながらアイディアを考えたり、ミーティングを行ったりと、さまざまに活用されています。
当社は横浜のランドマークタワーに本社を構えていて、オフィスの窓からはみなとみらいの街が一望できます。こうした環境も「職業:旅人」の旅心を盛り上げる大事な要素のひとつになっているのではないかと思います。
当社では、様々な経歴を持った中途社員が多く在籍しており、これまでの経験を活かして活躍しています。そこに2015年からは新卒社員が仲間に加わりました。昨年からは学生さんに向けた秋冬の1dayインターンシップもはじめました。人事以外の部署からメンバーを集めて結成したプロジェクト形式で企画・実施し、どのような内容であれば宿研の仕事の魅力が伝わるのか、学生さんにとって充実した内容になるのかを真剣に悩みゼロから企画を立てています。インターンシップの後には若手社員との懇親会を開催し、仕事の内容・働き方・休日の過ごし方などを質問できる場も設けています。
参加してくれた学生さんは観光業界やコンサルティング業に興味のある方が多く、当社の業務内容や企業理念に共感している姿が多く見られました。今後も、入社を希望する方にはインターンシップを経験していただきたいと思っています。
宿屋さんに喜んでいただき、そこを訪れる旅行者にも喜んでいただき、それが日本中を元気にしていくことにつながる。そんな理念の実現に向けて、これからも頑張っていきます。「旅人」を職業にしたいみなさんと、ぜひご一緒に働けることを願っています。

活躍する社員

宿屋の方に寄り添った提案を広げたい
長谷朋美さん(中途・入社5年目)

営業職からの転職でこの会社に入社しました。私のいる部署はほとんど中途採用なのですが、さまざまなバックグラウンドの人材が集まっているので、いろいろな角度からの提案ができます。
現在私が関わっているのは、新規でご契約いただいた宿屋さんと一緒に宿を盛り上げていくという仕事です。その宿が現在抱えている課題を見つけ、それを解決していくためには、宿屋の方の信頼を得ることがなによりも大切です。宿屋を盛り上げるには、流行感覚やコンサル業務、ブランディング力など多くの要素が求められますが、まずは宿屋の方に信頼していただき、宿屋の方の本音を聞き出すということが大事だと思います。提案は電話やメールでもできますが、私はできるだけ宿屋の方と実際にお会いしてお話を伺う機会を設けるようにしています。
この会社のいいところは、何事も「やってみなければわからない」と、トライさせてくれるところです。進めていく中で「これはいける」と判断したり、「このままではマズい」ということが見え軌道修正するなど、トライ&エラーによって気づきを得ることができます。トライがうまくいき、「やどけんに頼んで、売上が上がったよ」と宿屋の方から感謝の言葉をいただくと、本当にこの仕事をしていてよかったとやりがいを感じます。
自分自身の引き出しを増やすために、プライベートでもさまざまな場所に出かけ、宿泊してみるようにもしています。当社はワークライフバランスも大事にしているので、夏休みと有給を合わせて長期の休みを取り、海外旅行に出かける先輩スタッフもいます。
自分の感覚を大事にしながら宿屋の方の望みを叶え、宿屋の方と共に成長していきたいというのが今の私の目標です。この5年間でも宿屋さんのご要望が大きく変化したことを実感しているので、これからもその変化に対応し、宿屋さんのお役に立てるようになれたらと思っています。

「やどけん」を多くの宿屋さんにご活用いただきたい
加藤朱莉さん(新卒・入社4年目)

九州エリアを中心に、まだやどけんとは未契約の宿屋さんに「はじめまして」と電話でアポイントを取るところからの営業を担当しています。おかげさまで「やどけん」の名前は業界内でも知られるようになってきましたが、まだ具体的に何をやっている会社なのかご存じない宿屋さんも多くあります。「やどけん」がどのようにお役に立てるのかを、ひとつでも多くの宿屋さんに知っていただきたいという思いで、日々頑張っています。
営業なので新規受注ができた時はもちろん嬉しいですが、契約に至るまでの宿屋の方との信頼関係を築いていけるのも、仕事の大きなやりがいです。「やどけん」の営業スタイルは提案型です。宿屋さんの課題がどこにあり、本当は何を望んでいるかを探り、その解決案を提案していくスタイルですが、その提案で契約につながった時は、大きな自信とやりがいを感じます。
自分自身が旅人として旅行者目線で実際に宿泊してみることで気づくこともたくさんあります。たとえば先輩は、海に近いオーシャンビューを売りにしている宿屋さんに宿泊してみたそうです。実際に海はそれほど見えなかったのですが、露天風呂から見えた満天の星が美しかったので、そちらを売りにしてはどうかという提案をしたところ、宿屋の方も気がついていなかった魅力で、大変喜ばれたことがあったそうです。私も、宿屋の方に新たな気づきを提案できるよう、今はできるだけ経験をたくさん重ねたいと思っています。
営業にはゴールがないので、やればやるほど面白く、また難しさも感じています。「もっとできたはず」という悔しさも日々感じていますが、この向上心をバネに「やどけんさんの名前は聞いたことあるよ」という宿屋さんにももっとご契約いただけるよう、頑張って良い提案をしていきたいと思います。
やる気があれば、何でも挑戦できる機会を与えてくれる会社です。社員みな仲が良く、楽しい「旅」ができると思います。ぜひ一緒に「旅人」として働きましょう。

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