【トヨタホームちば株式会社】地震に強い住宅を販売・美しくて安全で住みやすい街ごと創るプロジェクト多数

  • 設立    平成22年1月
  • 事業内容  住宅の企画・販売、リフォームなど
  • 資本金   2億5000万円
  • 売上高   64億円(2018年3月期)
  • 従業員   131名(2018年3月期)
  • 本社住所  千葉県千葉市美浜区中瀬1-3幕張テクノガーデンB棟22階
  • 電話番号  043-297-7000
  • URL    http://toyotahome-chiba.com/

壁に囲まれた住宅街、家々のテイストは統一され植栽の美しい遊歩道が続いている。街にはコミュニティがあり、そこここに人々の語らいがある。住宅メーカーが家を造るのは当然だが、トヨタホームちばは「街」を創るプロジェクトも手掛けている。住まいは「一生でいちばん高い買い物」といわれるが、それを売る仕事とはどういったものか。代表取締役・石毛治明社長、取締役で営業本部の柿本直之部長、総務部の福田貞臣GLに話を聞いた。

トヨタならではの住宅づくり

石毛治明代表取締役社長

トヨタホームは、トヨタグループの住宅メーカーです。ご存じない方は「トヨタって住宅も造っていたの!?」と驚かれるかもしれません。トヨタ自動車の創業者・豊田喜一郎が戦後まもなく、一面焼け野原になった日本を見て「木や紙で作った燃える家ではダメだ」と思いを抱いたのが出発点になっています。
創業者の思いを継いで、住宅部門が設立されたのは1975年。年間5000戸近くを販売するハウスメーカーとしては、後発の部類に入るでしょうか。当初はトヨタ自動車の一部門という扱いでしたが、2003年に分社化し、現在はグループ会社になっています。
トヨタホームちばは、トヨタホームの住宅を千葉県内で販売する地域販社の一つです。
住宅販売は、お客様が間取りやデザインを一から考えて建てる「注文住宅」と、すでに完成したものを販売する「建売・分譲住宅」に大別されます(後者も建築前に契約しお客様の好みを反映させるケースが多いので、実際には「セミオーダー」に近い)が、トヨタホームは県内の建売分譲でハウスメーカーとしては「供給戸数ナンバー1」のシェアを誇ります。
トヨタが造る住宅ですから、そこにはクルマづくりのノウハウが随所に生かされています。例えば、剛性。トヨタホームが造る住宅の骨格は鉄骨です。原点である「強靭な住宅」を実現するのに、これ以上の素材はありません。鉄は燃えないだけではなく、地震にも強い。

取締役営業本部部長の柿本直之さん


またトヨタホームの住宅は、自動車の技術を取り入れ高品質な住まいをお届けしたいという考えから、85%が工場で生産されます。一般的な住宅建築では、作業場で大まかに加工した材料を建築現場に運び、現地で切断や溶接を行います。もちろん設計図に基づいて作られるのですが、実際に現地で組み上げると、材料が長過ぎたり短過ぎたりすることがあるのです。しかし、それで「この材料は使えない」と作業場に持ち帰るわけにもいきませんから、現場で削ったり継ぎ足して調整するのです。
この現場対応をいかに上手にできるかが職人の技量ですが、誰もがそうした高度なスキルを持っているとは限りません。未熟な職人が間に合わせで仕事をすると耐久性が落ちたり、不具合が出たり、酷ければ欠陥住宅になってしまいます。
これをシステム化された工場で生産することによって、車やトラックと同じく、規格通りの材料を完璧な精度で組み上げられます。構造材や断熱材は雨や湿気に晒されることもなく、検査を厳密にして、品質管理を徹底することも可能です。
例えば鉄骨の弱点はサビですが、トヨタホームでは鉄骨ごと防錆塗装材のプールに漬けて電着塗装(カチオン電着塗装)をしています。それを溶接しユニットに組み立ててから運ぶので、運搬時に傷ついて塗装が剥げることもありません。
建築現場ではこれを基礎に据え付け、内外装や設備工事の仕上げをして完成です。この工法により、従来平均120日かかっていた工期が45日まで短縮されました。
こうした品質の裏付けがあるので、トヨタホームでは住宅に最長60年間の長期保証を付けています。住宅にこれだけ長期に亘る保証を付けているメーカーはほとんどありません。自分たちの取り扱う商品に自信を持っている証ですし、売ったものには責任を持つという覚悟でもあります。

街並みを創るプロジェクト

印西地方の大規模分譲戸建てプロジェクト「星と時のヴィレッジ」。

以上は全国のトヨタホームに共通しますが、トヨタホームちばならではの特徴としては〝街づくりのプロジェクト〟があります。八千代市はぐみの杜「美しの丘カラーズテラス」、白井市桜台「星と時のヴィレッジ」、千葉市緑区「きづきの森」、印西市牧の原「7デイズヴィラ」「スターリア・ワールド」、市川市本北方「RIN/KA」など、どの街も個性があり仕様や特徴は異なります。例えば「星と時のヴィレッジ」は、街全体が城壁のようなレンガの壁で囲まれ、中には並木や植栽の緑溢れる遊歩道が通っており、テイストの統一された家々が連なっています。
遊歩道に面した側は、プライベートガーデンやウォークウェイテラスが配され、交流とくつろぎがあります。駐車場やバーベキューなども楽しめるセカンドパーキングが面した車道は遊歩道の反対側にあり、人と車の通りが完全に分離しています。車のある生活を前提に、安全性と機能性を重視した設計は、トヨタならではのこだわりです。


ちなみに、トヨタホームは従来殺風景になりがちだった北側に、魅力的な機能とデザインを取り入れた「北並みメソッド」と、公共地などを街並みと一体の環境資産として活用し、地域交流を育む「エリアスケープアクション」という2つの設計で「グッドデザイン賞」をダブル受賞しています。また、「7デイズヴィラ」など数多くの街づくりを手掛ける印西市は「住みよさランキング」で7年連続で全国総合1位に輝いています。
住まいは住宅だけではなく、周辺環境も合わせた満足度です。自分好みのデザインで家を建てることはできても、街全体を自分好みのデザインに仕上げることはできません。ところが、コンセプチュアルな街を新たに創るプロジェクトであれば、それが可能になるのです。全国広しといえども、これができる地域はそうありません。
例えば、東京も人口が増え続けていますが、すでにどこも街ができ上がってしまっているので、建て替えがメインです。地方へ行けば土地はたくさんありますが、数百区画を一気に新築しても売り切れるだけの需要がありません。
当社が、こうした街全体を設計するプロジェクトを多数手掛けられるのは、まず何よりも千葉県の流入人口が増え続けていて、開発用地が豊富にあり、道路や通勤路線のインフラがどんどん便利になっているからです。首都圏に住んでいる人は都心に職場があるケースが多いですが、都内で家を持とうと思うと価格が割高になり、妥協しなければならない部分が多くなります。ところが千葉に来れば、割安で理想以上の住まいを手に入れることができる。通勤にも便利で、街全体が美しく活気が溢れているとなれば、ぜひ住みたいと思いませんか? 

お客様の人生に関われる仕事

総務部グループリーダーの福田貞臣さん

家は多くの人にとって「一生の買い物」になります。ローンで購入されるお客様は、人生の半分近くをかけて返済を続けます。その家に住み続け、人生を過ごします。それはお子さんやお孫さんにも受け継がれていくものです。それだけに、家を購入されるお客様には、強い思いや覚悟があります。ネットでポンと買えるものではありません。
お客様と何度も膝突き合わせて話し合い、迷いや不安を一つずつ解消し、障害を一緒に乗り越えた先に成約があります。その夢が実現したときの喜びは大変大きく、お客様にとっても私達にとってもかけがえのない瞬間です。時にはお客様から、涙を流しながら「本当にありがとうございます!」と言っていただけることがあります。このように住宅の営業という仕事は、非常にやりがいのある仕事なのです。一生の買い物をしていただいたお客様の方からこのような感謝の言葉をいただける仕事が他にあるでしょうか?
さらに、家は売っておしまいではありません。トヨタホームの住宅はお客様に引き渡してから、2、11、23カ月目、5、10、15、20、25年目に無料点検があり、以降は5年ごとに無料点検と有料点検が交互に行われ、家がある限り継続します。家はそこにある限り、お客様の人生の舞台であり続ける―家を売る仕事は、お客様の人生に関わる仕事なのです。
ですから当社は、社員が安心して働き続けられる環境を整えています。例えば家賃補助や借り上げ車両手当といったサポートがあり、ワークライフバランスも重視。完全週休2日で年休は116日(計画休暇3日含む)です。21時になるとオフィスは完全消灯。もちろん、県外への転勤はありませんから、腰を据えてキャリア形成ができます。キャリアアップでは、宅建士、施工管理技士、インテリアコーディネーター、一級建築士等の資格取得にお祝い金と手当を支給。一歩一歩着実に成長できる環境です。

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