株式会社BASEは2018年月設立。創業まもない会社ながら、「愛知の安全・安心は、私たちが守る」というミッションを掲げ、ファンを増やし続けている防犯・セキュリティ会社だ。2021年度には新規事業の高齢者見守りサービスも開始し、さらなる成長を目指している。今回は、事業の取り組みや求める人材について、代表取締役の井川塁社長に話を伺った。
いろいろなセキュリティ会社がある中、なぜ、「BASE」なのか?
当社は、名古屋市を拠点に防犯カメラの販売・設置・メンテナンスを主事業として活動しています。
残念なことに愛知県は、空き巣や盗難、車上荒らしのワーストを争う県です。その状況を放っておけない、もっと愛知を住みやすい街にしたいという想いで、会社を立ち上げました。
防犯・セキュリティと言えば、有名な会社が多くある中で当社がお客様から選ばれている理由は、常にお客様に寄り添った提案やサービス、そして何よりアフターケアに力を入れているからだと思います。
防犯カメラひとつとっても国内・海外含めて様々なメーカーのものがありますが、「これありき!」ではなく、選択肢をご用意して、お客様のご要望や予算に応じてご提案をしています。
取り扱いメーカーのひとつには、愛知に本社を置く企業もおり、一緒に愛知を守っています。
また、カメラを「売って終わり」ではなく、定期的なご訪問やメンテナンスのために足繁くお客様の元に通い、不便な点や改善点を伺うようにしています。
たとえば、かなり珍しいケースですが、近隣で犯罪が起こった際に、警察に防犯カメラのデータの提供を求められることがあります。お客様としては、突発的な出来事に対応できず、困ってしまいます。そのようなときにも、当社スタッフはいち早くかけつけて、警察などの対応といったサポートを行っています。
お客様と親密にお付き合いすることから「あの商店街が困っているよ」「工場の社長さんがカメラ設置したいって」とご紹介が多いのは、当社の自慢です。
つい先日は、当社スタッフに「うちの子と結婚してくれないか?」とお嬢さんまでご紹介されたというのですから驚きました(笑)。
これも、社員が地域の方から信頼されるいい仕事をしてくれている証拠ですし、経営者として嬉しい出来事でした。
「BASE=塁」。社名に込めた想い
井川“塁”という名前だけあって、お客様から「野球、やってたでしょう?」とよく声をかけていただきます。
事実、野球好きの方なら私の名前に見覚えがあるかもしれないのですが、東邦高校の四番・キャプテンとして甲子園にも出場しました。
BASEには基地や基本、基盤といった意味があります。
当社が街の基地のような存在になって、愛知の安全・安心を守っていきたいという想いを込め、社名を「BASE」にしました。
また、地域だけではなく社員にとっても、いつでも安心して帰れる場所にしていきたいと思っています。
当社に入社した方はまず、先輩社員の営業に同行してもらいます。
様々な防犯カメラのスペックの説明や、施工工事のアドバイスなど、覚えることはたくさんありますが、そのときに、萎縮することなく「失敗を恐れずに経験を積んでほしい」と、声をかけて背中を押しています。最初は誰しも失敗して当然ですから。
また、「こんな営業ツールを作ってみたい」という社員からの提案は、どんなものでも、まずみんなで受け止めて、できるかどうかを検討します。
決して否定から入らない、風通しのいい会社にしていきたいからです。
後述する「高齢者見守りサービス」も社員のアイデア。
これから私たちの仲間になる方も、土台(BASE)を用意するので、どんどんやりたいことに挑戦して、豊かな人生を送ってほしいと思います。
野球採用始めます!?求める人材はガッツがあって、正義感のある人
防犯の仕事のやりがいは、何よりお客様から「ありがとう」と感謝される場面が多いこと。社員も日々、感謝の言葉をいただくものですから、やりがいを感じています。
また、お客様だけでなく、地域に貢献できるという点でも大きなモチベーションになりますし、幸福度も上がると思っています。
実際、当社の社員は総じて明るくて元気がいいんです。
もちろん、精神的な面だけでなく、給与や評価、福利厚生面でも社員を満足させるのが経営者の仕事です。その点は、前職の経験を活かし、やればやるだけ評価が得られるような正当に評価する仕組みをつくっています。
私が野球経験者ということもあって、体育会系の人はこれからも積極的に採用していきたいです。アスリートのセカンドキャリアの問題は、私自身も経験したことなので、当社が取り組むべき課題とも感じています。
当社にはアメリカンフットボールを経験した社員もおり、防犯の仕事はお客様に安心感を得てもらうことが大切なので、「見た目からして、彼なら安心できそうだ」なんて、私自身も感じています(笑)。
もちろん、人材を体育会系の方に限定するわけではありません。ガッツや正義感があって、誰かのために何かしたいという熱意のある方なら、体格も経験も関係ありません。
心意気重視です。加えるなら、素直かつ、感謝できる素養を持つ方も、当社が求める必要条件です。感謝されることに嬉しいと感じるだけでなく、誰かの行動に敏感に“感謝できる体質”、口癖が「ありがとう」という方を歓迎します。
現在、当社は社員4名の小さな会社ですが、いつか野球チームをつくりたいという夢もあります。まずはスタメン9人の精鋭を集める。
ゆくゆくは、一軍、二軍、三軍、育成組織とプロ野球チームみたいな会社にまで大きく育てていきたいです。
独居老人の問題を解決する「高齢者見守りサービス」
愛知県に限らず、少子高齢化は日本全体が抱える課題です。これからますます独居老人による孤独死というニュースが、私たちの耳に入ってくるのではないかと危惧しています。
「安全・安心な街をつくる」のが当社のミッションですから、私たちで何かできることはないだろうかとスタッフとともに発案したのが、「高齢者見守りサービス」です。2021年度内には、事業を開始する予定です。
防犯というのは「ご自宅などに入ってくる不審者を検知し、身を守り、防ぐこと」ですが、この発想を逆転させて、「ご自宅などに入っている(暮らしている)人の様子を検知し、身を守り、防ぐこと」ができないかというのが企画のタネでした。
室内にセンサーを設置し、動きを感知するセンサーが24時間以上反応しないと、通達がくるという仕組みです。
はじめは地元愛知を離れて暮らしている実家の親御さんのことが心配な息子・娘世代の方へ、このサービスを伝えていきたいと思っています。
すでに似たサービスもある中、企業努力でできるだけ安価に導入できるようにと詳細を詰めています。
また、このサービスは、高齢者の方とご家族だけでなく、部屋を貸す不動産オーナーさんにもメリットがあります。
孤独死があった部屋は事故物件扱いとなってしまうため、借りたくても借りられない高齢者の方と、貸したくても二の足を踏むオーナーさんが多くいるのが現実です。このジレンマも、当社のサービスで緩和されるはずです。
それもあって、当社の次なる事業として、不動産管理事業も視野に入れています。
全員野球経営で、エリアを超越。ジャンルも横断
今後は、地元愛知の「安全・安心は、私たちが守る」というミッションを追求する事業、サービスに磨きをかけていきます。
地域の方の悩み事や不安を解決するべく、愛知で一番頼りがいのある会社や集団になれるよう努力します。そのノウハウや実績が蓄積されるころには、必然と他県に当社の事業が広がっているはずです。
また、見守りサービスや不動産管理事業へのチャレンジ同様、社員発のアイデアの事業化を応援・推進していきます。求職者の方から、「愛知で一番挑戦できる会社がBASE」という存在となるのが理想です。
先程もお伝えしましたが、当社は明るく元気で熱い人間の集まりです。社員全員で地元を良くしようと心をひとつに仕事に取り組んでいます。全員野球という言葉がありますが、みなが一致団結して仕事をする点では「全員野球経営」の会社がBASEです。
愛知県の県民性も当社の社員も情に厚い人が多く、「ご縁」を大切にしている私たちの仕事と上手くマッチしています。そんな愛知に住む方全員が安心して暮らせる、最も犯罪が少ない都市となるようこれからも活動を続けていきます。
当社の価値観や事業にご興味いただける方からの一報をお待ちしています。
株式会社 BASE 設立:2018 年 事業内容:防犯・セキュリティ 資本金:100 万円 従業員:4名 本社住所:愛知県名古屋市北区柳原 4 丁目 8 - 7 電話番号:052-228-8968 URL:https://base-66.com/