説明会担当者が意識すべきたったひとつのこと

この記事では採用ブランディングを書籍『「好き」の設計図』よりご紹介します。

学生に自社のことを好きになってもらう

採用活動を行うときに、学生を対象に説明会を行う企業も多いでしょう。その時に重要なのは学生に、「こんな会社があったんだ、ちょっと調べて見ようかな」という気持ちにさせることです。

全くゼロの状態から、興味を持たせ、興味を抱かせて、好きにさせる。好きになったらその相手の情報をもっと知りたくなる…。実は、採用とはブランディングの工程と同じなのです。

説明会で担当者が話すべきこと

本当に学生が知りたいのは会社は何を大事にしていて、それはお客さんやその市場からどんな評価を受けているのかということです。あるいは、入社して、こんな想いを持った人たちと一緒に働いたら、自分は何が学べてどんな風に成長できるのか。そしてその結果、自分の人生はどのようになるのか?そのようなことを学生は自分事として知りたいと思っています。

説明会を行う会社の中には自社の売上げや利益の話を、永遠とする企業があります。売上げ50億円や70億円という数字が新卒学生に対して効果的なアピールになっていると思っているからそうしていると思うのですが、企業が思っているほど売上げや利益の話は学生には刺さりません。

売上げが50億円に達しているからこの会社で働きたいとか、売りげ48億円よりも2億円分魅力があるとか、そんなことを考えながら話を聞いている学生がいるわけがありません。

学生は就職セミナーに知らない企業と出会う場として、参加している場がほとんどです。もし学生が少しでも話が面白くないと思ったら、別のブースに移動してしまいます。

この会社のことをもっと知りたいと思わせるためにも、学生が思わず足を止めてしまうような話をするべきなのです。就職活動中の学生の「好き」という気持ちを集められないようでは、より手ごわい一般客の「好き」を集められる分けがありません。採用ブランディングをしっかりするということは、会社全体のブランディングを整えることにも繋がってきます。

採用と会社のブランディングを確立させて、就活生からも顧客からも愛される企業にさせましょう。

最後に

記事の内容をさらに知りたい方はこちらの本をお読みください

「好き」の設計図 ~企業ブランディングの本質~関野 吉記
2019/11/22(クロスメディア・パブリッシング)