人生は20代の仕事の取り組み方で決まります。今回は「20代の仕事の取り組み方」について、「社会人1年目の教科書」からご紹介します。
「社会人1年目の教科書」では人生の目標を「40歳・50歳・60歳でどうなっていたいか」というものだと定義づけています。どこでどんな風に暮らして、結婚しているのかいないのか、子どもがいるのかいないのか、周囲にどんな人がいて、毎日何をやって生きているのかということです。
自分で定めたゴールは完璧な正解ではないでしょう。仕事をしていく中でどんどん代わってもいいのです。現時点での目標を立てるということが重要です。
50歳、60歳の自分をすぐにイメージできる人はいいのですが、多くの人はそんな先のことまで想像がつかないかもしれません。そうしたときは30歳時点の自分を思い浮かべるようにしましょう。それまでの10年前後の時間をどのように過ごすかで、その後の人生が大きく変わります。多くの人は20代後半から30代にかけて、結婚や子どものこと、住まいを手に入れるかどうかなどのライフイベントが多く発生するからです。
20代のうちは急激に伸びる、二度とない機会です。だからこそ、目標を高く持つことが重要なのです。
マラソンでも初マラソンのタイムが6時間だった人が、次のマラソンで5時間を切ることはよくあることです。しかし、3時間半で走れるようになった人が、次に2時間半で走り切るようになるためには並々ならぬ努力が必要です。
仕事も同様です。若いうちというのはどんどん成長し、それを実感できるので、最も楽しい時期とも言えます。楽しいからどんどんやるので、さらに成長していきます。すると仕事は楽しいものだという感覚を得ることができます。これは30代になってからはなかなか得られない感覚です。
20代はどんどん成長します。ですから、自分は「こんなものだ」と限界を決めずに、仕事に限らず人生の目標を高く持つことが大切なのです。
最後に
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