この記事では「面接前に注意すること」を書籍『会社で活躍する人が辞めないしくみ』よりご紹介します。
面接となるといきこんでしまう人が多いですが、実は採用は面接の前から始まっているのをご存じでしたか?今回は書籍から面接前に注意することについてお伝えします。
目次
・面接は何分前にいけばいいのか
・面接時のカバンやコートの取り扱いには人柄があらわれる
・採用活動中のSNSでの発言には特に気をつけましょう
時間について
まずは面接の来社時間です。早すぎても良くないですし、遅くなる時には事前に連絡することが必要です。面接時間の5~10分前が応募者の来社時間としてはベストです。
早すぎても良くないというのは、忙しい面接官に対する配慮があるかどうかという問題です。面接となると会議室に予定を取っているはずですが、30分前に来社しても予定の部屋が埋まっているかもしれません。それくらいのことを考えずにやってこられたら、「相手のことを考えない人」「状況が想像できない人」と判断されてもおかしくありません。
面接という時間は、面接中の時間はもちろんですが、面接前後の時間も選考という意識を持つほうが良いでしょう。
遅刻についても同様です。そもそも遅刻は許されることではありません。しかし、交通機関の遅れなど、不可抗力の場合もあります。その時は、まずは「遅れる旨を連絡する」「遅れている状況も伝える」「何分ぐらい遅れるかを連絡する」など事前連絡をするべきでしょう。
さらに、面接が始まったら、「遅くなり、申し訳ございません」と一言挨拶することを忘れないでください。この点がないと、気配りがない人と判断されてもおかしくないのです。相手の気持ちを考えることができなければ、仕事は上手くいきません。なぜなら仕事というのは、人と人とのつながりで成り立っているからです。
面接時のカバンやコートの取り扱いには人柄があらわれる
面接の場で、カバン、コートなど、応募者が手にする者があります。「カバンは隣の席へ」「コートはこちらへ」などと促されることがありますが、ここでは身の回り品の扱い方を見られていることを忘れないでください。
いくら緊張しているとはいえ、自分のものだから粗末にしていいということはありません。しかし、自分のものすら雑に扱ってしまう人は入社後、会社のものも雑に扱う可能性が高い
と考えられてしまうのです。
採用活動中のSNSでの発言には特に気をつけましょう
最近増加してきたのが、SNSの事前チェックです。採用する会社は入社希望の学生がどのようなことを行ってきたか、考えているかなどに興味があります。そのため採用面接前に応募者のSNSページをチェックすることも今後は常識となってくると考えられます。普段からもそうですが、特に就職活動前は相手が見られて問題のある発言をしていないかどうか、一度チェックしておくと良いでしょう。
会社の人事は良い人材を採用して、会社に長く勤めてもらいたいと考えます。そのため採用についてはかなり、気合を入れているはずです。そのためこのように面接前から、採用活動は始まっているのです。細かい部分にも気を付けて面接に挑んでください。
最後に
記事の内容をさらに知りたい方はこちらの本をお読みください
※本書は強い組織の作り方を説明した書籍になりますが、学生さんも一度読んでおくと人事の考え方などを理解するのに役立ちます。