採用ブランディングの重要性は、以前の記事でご説明いたしました。そちらの記事はこちらから。今回は「採用ブランディングに取り掛かりたいけど、なにからどうやって行ったらいいかわからない。」という人のために、採用ブランディングの方法を「はじめての新卒ブランディング 地域ビルダー・工務店のための採用マニュアル」から解説します。
目次
・採用ブランディングとは具体的に何を行うのか?
・採用ブランディングを構築するための3つのポイント
・採用ブランディングで一体どんな効果があるのか?
採用ブランディングとは具体的に何を行うのか?
ブランディングにはアウターブランディングとインナーブランディングの2種類があります。アウターブランディングとは、顧客や協力会社、地域住民などさまざまなステイクホルダーを対象とした外向けのブランディングです。一方、インナーブランディングとは社内に向けたブランディングのことで、企業理念やビジョンミッション、バリューなどブランドの価値を社内で共有することです。
ブランディングを行うにはまず、中身であるインナーブランディングをしっかりと確立し、中で働く人たちが自社に愛着を持てるようにしたうえで、アウターブランディングを行う必要があります。働く人にも好かれる企業をつくっていくことで、ブランディングを成功に導きます。また、魅力的なブランドを生み出せる企業は人を惹きつける効果があるため、既存社員のモチベーションアップや優秀な人材の獲得に繋がります。
すでに企業ブランディングが確立している会社であれば、そのブランド力を学生向けにカスタマイズすればいいだけです。もしまだブランディングをしっかり行えていない場合には、新卒採用をきっかけにして企業・採用ブランディングの両方を行っていくことで、会社の魅力を伝えていきましょう。
採用ブランディングを構築するための3つのポイント
①ペルソナの設定
どんな人材を採用したいのかという、求める人材像と採用コンセプトを決定していきます。
経営者や各部署のマネージャーの立場で、「こういう人材がほしい」という要望や社員個人として「一緒に働きたいと思える人」など、様々な角度からまずは要素を書き出していきます。
②自社の魅力の洗い出し
経営者や役員、社員の個人個人が感じている自社の魅力。そして、学生の視点から自社のこんなところに魅力を感じるのではないかという要素を洗い出していきます。
③未来と現在の会社の在り方
例えば、「5年後に年商10億円規模の会社になる」という中長期計画を考えた時に、5年後に10億円に達するためには何が必要で、どんな人材が必要なのか書き出していくことが重要です。会社の現在と未来の結果から、採用すべき人物像を決めていきましょう。
ブランディングで一体どんな効果があるのか?
採用ブランディングが成功すると、採用チャンネルからほしい人材をピンポイントで集めることができるようになります。結果的に会社説明やインターンシップ、面接後の離脱率も下がり、内定辞退率を改善し、さらに入社後の早期離職を防ぐことになります。
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