なぜあの会社の社員は17時に帰るのに、10年間売り上げが伸び続けているのか?

なぜあの会社の社員は17時に帰るのに、10年間売り上げが伸び続けているのか?

今や売り手市場といわれ、多くの企業で人材不足が騒がれています。会社にとって、人材は大きな課題となっています。

しかし、会社が抱える問題は人材の問題だけではありません。社員を雇用し続けるためには売り上げも確保し続けなければいけません。

今回は岩崎氏の「ほとんどの社員が17時に帰る売り上げ10年連続右肩上がりの会社」から、売り上げを伸ばしながら、求職者から選ばれる会社になるためのコツをご紹介していきます。

  • ルーティンワークはどんどんアウトソーシング
  • モチベーションをアップさせる「事務職の廃止」
  • 全社員に定時退社の徹底

ルーティンワークはどんどんアウトソーシング

ルーティンワークというと多くの会社で時間を取られてしまっている作業ではないでしょうか?株式会社ランクアップでは煩雑な事務作業はシステム化するようにしました。例えば、広告出稿媒体の管理をシステム化することで、今まで8時間もかかっていた作業を2時間に短縮することに成功しています。

システム化するためには、アウトソーシングを利用しています。アウトソーシングにはお金がかかると思われがちですが、月に何回その作業が行われているのか、その作業によって割かれてしまっている時間はどれくらいなのか、その人材にかかっている費用はどれくらいなのかを算出すると、アウトソーシングをしたほうが低予算で、効率的にその作業を行える可能性もあります。

さらに、システム化とアウトソーシングを活用することで、自分たちが一番考えなければいけないことに集中できる環境を作り出し、結果として、効率の良い生産性の高いビジネスの仕組みを作ることができるのです。

モチベーションをアップさせる「事務職の廃止」

株式会社ランクアップでは、社員の事務職は廃止しています。

ルーティンワークを減らしてもなくならない事務作業は、アルバイトや派遣社員の方にやってもらい、社員には作業ではなく考える仕事をするような環境づくりを行っているそうです。事務作業も立派な仕事ですが、事務作業を極めて成長し続けるのには限界があります。

そのため、株式会社ランクアップでは社員にはスキルアップを見据えた業務を行ってもらうようにしています。そうすることで、社員一人ひとりが使命感をもって仕事に取り組むことができ、社員のやりがいにも繋がっているようです。

バックオフィスを整えたいと考えていらっしゃる担当者さまにはこちらの書籍もおすすめです。

「残業なし、定時退社」を全社員に徹底する

もともと超ブラック企業で働いていた岩崎氏。そのため、会社を立ち上げてから人一倍「残業」に問題意識を持っていました。

株式会社ランクアップの規模が小さいときに毎日1~2時間の残業が当たり前になってしまうと、会社の規模が大きくなったとき、残業時間が増加してしまうのが当たり前になると考えました。残業時間の増加を防ぐためにも、会社の規模が大きくないうちに、残業時間の改善を行うようにしましょう。

そのため、株式会社ランクアップでは幹部が中心となって、社員が定時に帰宅することを徹底させました。

社員にとってワークライフバランスも働く上で非常に重要な要素となっています。社員の余暇時間をしっかりと確保してあげることで、社員が長く働きたいと思えるような職場にすることができます。

今回は売り上げを伸ばしながら、求職者から選ばれる会社になるためのコツを「ほとんどの社員が17時に帰る売り上げ10年連続右肩上がりの会社」から、ご紹介しました。