【日本海建設株式会社】安全・安心の担い手として 地域の暮らしを守り続ける

  • 設立 1950(昭和25)年7月
  • 事業内容 一般土木工事、港湾・しゅんせつ工事、建築工事、とび・土木工事、舗装工事、鋼構造物工事、造園工事、水道施設工事の施工・監理ならびに請負
  • 資本金 4,500万円
  • 従業員 34名 ※2020(令和2)年4月1日時点
  • 本社住所 石川県金沢市神田1丁目3番10号
  • 電話番号 076-243-3131
  • URL http://www.nihonkai-k.co.jp

何かあったときに気づく、当たり前の生活を送れるありがたさ。自然災害の多発する日本で、まちを作り、守る担い手となるのが建設会社だ。日本海建設株式会社は港湾工事を出発に、道路・橋・高架橋工事、上下水・灌漑設置工事、及び災害時の復旧工事を通じて、地域の生活インフラを整備してきた。2020年に創業70周年を迎える同社は、金沢21世紀美術館、山側環状、北陸新幹線開通工事などの公共事業にたずさわり、地域の活性化と安全で豊かな暮らしに貢献している。地図に仕事が残る建設業の魅力と将来について、代表取締役の小柳誠社長に話を聞いた。

安全を第一に、3000日以上無災害記録更新中

施工実績「梅の橋」。浅野川大橋の上流側に架かるこの橋は、
文豪・泉鏡花の作品にも登場する名橋として名高い。

私たちの会社の始まりは、戦後間もない昭和25(1950)年にさかのぼります。当時日本海沿岸の民間企業で初めて、しゅんせつ船(ポンプで海底の土砂を吸入・送泥を行う船)を建造した日本海築港株式会社が当社の前身です。金沢港をはじめとした県内各港湾の海洋土木工事にたずさわり、一般土木分野への進出を果たしたのち昭和28(1953)年に現在の日本海建設株式会社へ社名を変更しました。現在では土地の造成工事や道路、橋、水道の施工・監理および請負など、建設からメンテナンスまで土木工事を中心に幅広い事業を手がけています。
設立より今日まで、能登病院移転造成工事、金沢城公園いもり堀工事、小松人工リーフ(潜堤)工事、金沢港大野護岸港湾災害復旧工事など様々な公共事業を行ってきました。工事を依頼する発注者は国や県、市と異なりますが、当社の高い施工実績と安全管理受注者としての活動を評価され、毎年のように各工事で表彰を受けています。
当社の際立った特徴に、安全管理への高い意識が挙げられます。全国の工事現場で毎日何かしらの事故が発生しているなかで、当社は8年間、3000日以上の無災害記録を更新中です。ワイヤーが1本切れても大惨事につながる仕事に従事する皆の安全を守るために、当社では月に2回の安全パトロールを実施しています。社員に安全知識を持ってもらうために、パソコンでの安全通信も配信中です。安全活動表彰(安全工事・交通安全)や講師を招いての安全講話・衛生講話を行う「安全衛生大会」で、安全と健康に対して意識を高める取り組みもしています。全ての社員が安心して働く環境作りを行うことで、工事や安全管理で高いパフォーマンスを上げていただいております。

「健康経営優良法人2020」に認定された人を大切にする職場環境

建設業界では、かつて3Kとも呼ばれた労働環境の改善に向けて、国土交通省による週休2日制の導入推奨や、県の「いしかわ土日おやすみモデル工事」が進められています。けれども当社では、改善のための新しい取り組みはしていません。なぜなら以前より当社に存在する制度や考えが、働き方改革そのものだからです。
私は、人材こそが当社の最大の財産だと思っています。当社では25年前から変則的に週休2日制を導入しており、5日間の年休取得も、社員の判断に任せています。新入社員が定時帰宅しても周りは何も言いませんし、責任を持って職務を全うする限り、働き方に関しては個人の裁量に任せるのが当社のやり方です。自律した社員のおかげもあり、この方法で支障はありませんね。今年の3月には長年の労働環境改善への地道な取り組みが評価され、「健康経営優良法人2020」に認定されました。
建設業の仕事柄、当社では同じ現場で働く社員同士や協力会社の作業員さんと交流する時間の長い反面、全社員で顔を合わせる機会は滅多にありません。そこで社員同士の親睦を深めるために、私たちは定期的に慰安旅行や忘年会などのイベントを開催しています。
その中でも毎年秋に行うボウリング大会では、出席者を全社員とその家族としており、これにはある意図が込められています。家族は大会に参加したら「この人がお父さんの上司なのか」と、直属の上司や同僚の人となりを自然な形で確認できますよね。社員にとっても、普段一緒に働く仲間を自分の家族へ紹介する良い機会になるでしょう。従業員だけではなく、家族を含めた皆の安心のうえに、仕事の安全・安心は築かれる。私たちはこう考えています。

個人のキャリア形成を全面的にバックアップ

職場環境の整備と共に、当社は社員の技術向上への取り組みにも力を入れています。毎年開催される「社内ミーティング」では、今年度の会社の方向性を社員と共有し、工事点数を上げるための話し合いと、前年度の工事成績上位工事を担当したチームの社内表彰をします。その際工事責任者にはプレゼンを義務付けており、皆の前で施工の難点や工夫について語ることで情報共有すると同時に、人前で発表する練習を積んでもらっていますね。若手社員へは中堅社員が講師となり、現場監督業務に不可欠な2級土木施工管理技士の資格講習を3か月に一度行っています。普段それぞれの現場に分かれて働く社員同士が、一緒に学びコミュニケーションを深められると、社員からの評判はいいですね。
建設業では、現場の実地経験を積む過程で各自のスキルが磨かれます。新卒で入社して即戦力というわけにはいきません。若手もベテランも、常に勉強する必要に迫られるのです。
当社は学び続ける社員を支援するため、各種資格取得者へ毎月資格手当を支給しています。求められる資格は時代に応じて変化し、近年では建造物の老朽化に伴い、コンクリート診断士の資格が注目を集めています。これから入社される方の個人のキャリア形成を、当社は全面的にバックアップします。

地域の安全を守る会社であり続ける

建設業は、世界で最も古い職業のひとつと言われます。人々の暮らしが営まれる限り、私たちの仕事がなくなることはないでしょう。もっともその形態は、時代と共に変わっていくのではないでしょうか。
数十年前に日本全国で建設された建物や鉄道・ダムや水道施設などの生活インフラは、あと数年もしたら老朽化を迎えます。私はこれからの建設業界においては、それらの維持やリニューアルといった修繕工事の占める割合が高くなると予測しています。実際に当社で扱う仕事でも、橋梁の長寿命化のための耐震工事など、時代を反映したケースが増えましたね。今後は業界全体が大型事業を受注するばかりではなく、既にあるものを活かしていく方向にシフトせざるを得ない可能性も出てくるでしょう。
当社はいま、地域の暮らしを守る仕事に着目しています。そのひとつが能登地方への水道供給事業です。能登方面への給水の過半数は、これまで手取川から続く1本の水道管に頼っていました。水道管は設置後50年を経ると著しく劣化します。老朽化の目立ち始めた給水設備の破綻により、能登で暮らす方々の生活にダメージが及ばないように、県は独自で新たな水道管のルートを確保しました。他にも行政と私たち建設会社の働きかけのもと、暮らしを良くする工事の着工が予定されています。
私はいつも社内で、「我々の仕事は、公共性のとても高いものだよ」と皆に語りかけています。生活環境の改善に寄与する私たちは、安全・安心の担い手であり、守り手なのです。ひとたび災害が発生したら、自らの安全を確保したうえで、いち早く災害現場の復旧活動にのぞむ。そういった心構えを、社員には醸成してもらいたいですね。地域の安全を人知れず支える誇りを胸に、これからも私たちはプライドを持って仕事に取り組みます。

社員インタビュー 土木部土木課 係長 山田 嘉治
「もういいか」ではなく「もっとこうしよう」から生まれる仕事

私は短大卒業後に当社へ入社して、今年で25年目を迎えました。工事現場で施工管理業務の指揮を執るのが私の仕事です。
現場は同じように見えても全て違います。事前に関連書籍を読み、何をしなければいけないかを勉強したうえで毎回現場にのぞみますね。仕事では、初心を忘れないように努めています。たとえば構造物を作る場合に管理基準が規格値1メートル±1センチだとして、1センチ未満の超過なら良いとするか、極力1メートルに近づけようとするか、その辺りに表れます。妥協をせずに高品質を追求するモチベーションを保つ姿勢が、「金沢外環 海環Ⅳ期 地方道改築(浅野川橋梁 海側P7橋脚工)」での平成30年度石川県土木部優良建設工事・知事表彰につながっています。
まだまだ未熟な私ですが、これからは今まで通り勉強しつつ、培った技術を若い方に教えていくのが目標です。自分と同じくらいの仕事スキルが身につくように、若手への技術伝承に力を注ぎたいですね。当社は、ものづくりに興味のある方の入社を待っています。

社員インタビュー 土木部土木課 北出 雄太さん
建造物が完成した達成感は格別です

土木部土木課 北出さん

高校2年生の夏休みに当社の現場見学会で工事現場を回り、楽しそうに仕事をされる先輩方を見て「こんなところで働きたい」と思い入社しました。私は入社5年目で、1つの現場を私含め3人で監督しています。
仕事は工事現場で協力会社の作業員さんとの打合せや作業工程の写真撮影などの監督・管理を行う外業と、発注者への提出書類作成の内業になります。海や河川、道路など場所により施工方法が違い大変ですが、先輩や自分よりも年上の作業員さんが可愛がってくださり助かっています。今は数人で現場を監督していますが2級土木施工管理技士の資格を取得したので、1人で現場を任されるようになりたいです。
構造物ができていく過程を眺め、自分たちの作ったものが完成した姿を目にするとき、この職種ならではの達成感を得られますね。数年後には当社で橋脚を担当した、手取川の橋が完成予定です。車で完成した橋を渡ることを楽しみに、私は日々仕事に勤しんでいます。

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