【三菱重工環境・化学エンジニアリング】先輩社員インタビュー③ ごみから未来を変える環境対策のプロフェッショナル

今回は三菱重工環境・化学エンジニアリングでご活躍の3名の先輩社員にお話を伺いました。

開発業務 ハルディさん
【現在のお仕事内容】設計部のイノベーショングループに所属しています。一般廃棄物処理プラントの開発・基本設計がメインで、プロセス改善に関する業務にも携わっています。インドネシアの大学を出て、その後韓国の大学院に留学して来日しました。

ハルディさんには業務の内容やインドネシア含め世界の環境課題についても教えて頂きました

インタビュアー:ハルディさんはインドネシアご出身という事ですが、大学から日本に来られて、また韓国の大学院にも行かれてという事で3か国語喋れるんですか?もっと喋れますか?

ハルディさん:いいえ、そのぐらいです。でも普段使っていないと、ちょっと違和感が出てきたり、イントネーションが変になったりしました。インドネシア語のイントネーションもちょっとだけ変わった感じも有りましたね。

インタビュアー:いえいえ、すごい流暢にお話されています。また事前アンケートでいただいた文章もとてもお上手でびっくりしました。

ハルディさん:嬉しいです。有難うございます。まだまだ日本語も勉強中です。

インタビュアー:では改めて現在担当されている業務内容を簡単に教えて頂けますでしょうか?

ハルディさん:はい。現在、私はプラントの開発の業務を中心に基本設計を担当しています。
例えば、一般廃棄物処理プラントのエネルギー回収率を向上するために、いくつかのプロセスを検討し、基本設計を実施したりします。
その中で、新たなプロセスを採用することもあり、基本設計に必要なデータが無い場合は、試験で必要なデータを取得する必要が有ります。新製品ができるまでには、わくわくしながら頑張っていきます。

インタビュアー:大きなプロジェクトになりそうですね。また例えば新製品ということになると、販売開始時期はどのくらいになりますでしょうか。

ハルディさん:はい。いち早く新製品を出せるように、チームメンバーと一緒に全力で取り組んでいます。新しいプロセスという事も有り、データが無く、限られているという状況ですので、数年間はかかるのではないかとは思います。
それを加速するためには、チームメンバーとしっかり連携して、後戻り作業が無いように、進めていきます。

埋め立てで処理しているのが世界の現状

インタビュアー:ハルディさんはインドネシアで環境プラントに興味を持たれたとの事ですが、インドネシアのごみ焼却プラントはどのような状況なのでしょうか?

ハルディさん:良い質問、ありがとうございます。
実は、インドネシアにはごみ焼却プラントは有りません。
もう少し正確な説明をすると、国家・自治体・政府が所有・運営するごみ焼却プラントは有りません。
小さな焼却場、例えば、病院や大学が所有している数百キログラムの処理規模のものが有りますが、排ガス処理設備や余熱回収・発電設備が付いていません。そのため、正確なごみ焼却プラントと言えるものは無いのが現状です。
実際、海外では、ごみ焼却プラントをまだ導入していなくて、埋め立てで処理している国が多いです。
そういう意味で、ごみ焼却プラントは、世界的な需要がまだまだ伸びていると思います。汚泥処理施設も同様な状態です。
インドネシアでは、民間企業・工場地帯が所有・運営する産業廃棄物・汚泥処理施設は結構有りますが、政府・自治体が所有・運営する下水汚泥処理施設の数が非常に限られています。
そのため、家庭の下水は必ずしも下水汚泥処理施設で処理されるわけではなく、河川に放流するケースも有ります。
都市ごみと川の汚染などは極めて環境的、社会的な問題になって、近年、政府がその問題に気づいて、これから対策を考えているようです。

インタビュアー:そうなんですね。しかしそういう状況だからこそ、国の環境問題とか地球環境問題に問題意識を持っている学生さんや中学生高校生が日本よりインドネシアの方が多い印象があります。
ご興味を持たれてご自身で調べて御社のことをお知りになられたんですか?それともどなたか学校の先生からのご紹介などでしょうか。

ハルディさん:問題意識を持っている人が多いかというと、そうかもしれません。
大学の時は環境プラントと環境設備に興味を持っていました。
大学院を卒業する1年前ぐらいに、大学の研究室のOB・OG訪問で当社の説明を聞いて、冬季インターンシップの募集が有り、それに申し込んで、参加しました。
インターンシップの際に、処理規模1,000トン/日を超えるごみ焼却プラントを見学して、その規模の大きさにびっくりしました。また、プラントのクライアントの担当者に案内してもらった際に、当社の印象を聞きました。
当時で25年も経っている施設でしたが、サポートが充実しているとか、問題や緊急トラブルがあれば迅速に対応してくれて信頼が高い会社であるという話を聞きました。
ですので、興味があったことはもちろん、実績が多く、信頼性が高い環境プラントを作る会社という印象を強く持ったので、入社を決めました。

インタビュアー:仕事の規模が大きいので、もちろん1人でやることはできなくてチーム作業がメインだと思いますが、チームで仕事をする中で、すごく難しいと感じていることとか、逆にこの会社で多様性を活かしているために、うまくできているということはありますか?

ハルディさん:まずチームで仕事に取り組んだ際に、チームメンバー若しくは先輩たちとコミュニケーションをとりやすい会社です。
プラントの開発・設計というものは、専門が異なる部署(プロセス、機械、電気制御、土木等)の方々が集まって、同じ目標「良いプラントを創る」の下で仕事をすることです。
そこで、一番難しい部分は、他の専門部署のことを理解することだと思います。私は、基本設計の業務を担当し、最初の段階のプロセス設計を行い、機器・配管の仕様を決めます。
次に、機器、電気の担当の方にその機器の仕様を提供して機器配置を決めます。建物に関しては、土木の担当の方が設計します。
しかし、土木の担当者の方が「建物の換気設備の設計、機器の基礎の設計」、電気制御の担当者の方が「機器の運転制御の設計」をするために、基本設計側からの追加データ提供や機器仕様の再調整をするケースがかなり有りました。
それに対応するためには、土木・電気制御関連の基礎的な知識の理解が必要でした。土木・電気制御関連の知識が浅い私は、不明点・疑問点を持っていましたが、依頼元や先輩の方々に相談しやすい環境のため、解決することができました。
この経験から、改めて自分自身が専門外のことを理解する事とコミュニケーションが大事であると感じています。

インタビュアー:文化の違いとか多様性を尊重してくれる社風、風土は感じますか?

ハルディさん:そうですね、ありますね。
技術資料を作成する際に、和文の文章に苦労することが有りました。先輩が気にかけて対応してくださり、文章をチェックして、間違い部分を丁寧に教えてくれました。
また、同じ間違いをしないように、きちんとメモを取ることで自分の成長にもつながります。
その他、インドネシアに帰国する際は、実家までの移動時間の理由も有り、10~14日間ぐらいの年始年末の休暇を取っています。
長い休暇ですが、業務に支障がでないことを確認した上で、休暇を取得することが可能ですので、非常にありがたいと思います。

インタビュアー:ありがとうございます。では最後に今後の目標などがあればお聞かせください。

ハルディさん:そうですね。担当中の業務について、効率良くプラントを製品化して、お客様にいち早く提供出来れば良いと思います。
また、海外に関して、特に東南アジア・途上国などにおける環境問題が深刻な国々は、一日も早く、ごみ焼却プラントを提供できれば良いかなと思います。

インタビュアー:とても貴重なお話、ありがとうございました。

関連記事

  1. 【株式会社ゼロエミッション】「捨てない」という選択で持続可能な社会を実現する

  2. 【リビエラグループ】大自然と共に生きる豊かな未来の創出と企業の成長を目指す

  3. 【トヨタホームちば株式会社】地震に強い住宅を販売・美しくて安全で住みやすい街ごと創るプロジェクト多数

  4. 【ピジョン株式会社】この世界をもっと赤ちゃんにやさしい場所にするために

  5. 【アワーズ】「Smile」から生み出す本物の「とき」

  6. 【鈴木管工業株式会社】「小粒でもぴりりと辛い」 建築設備技術の少数精鋭集団