【アワーズ】「Smile」から生み出す本物の「とき」

「Smile」が循環する持続可能な未来を創出

和歌山県白浜町にあるテーマパーク「アドベンチャーワールド」。ここでは、陸、海、空のおよそ140種、1400頭の動物が暮らしています。地球の豊かな未来の姿を体現する第一歩として、人、動物、自然を通して、パークを訪れるすべての人が前向きになれるきっかけを創り、未来へプラスの影響をもたらす存在でありたいと考えています。

そんなアドベンチャーワールドを運営する株式会社アワーズは、企業使命に「笑顔溢れる明るい豊かな社会の実現」を掲げています。それは、企業活動を通じて、全社員、ゲスト、そして、関わるすべての人々の「Smile(=しあわせ)」を創造するということ。

2000年に社名を「アワーズ」に変更しましたが、そこには「Ours(私たち)」と「Hours(とき)」という2つの意味が込められています。企業理念に掲げる「こころでときを創るSmileカンパニー」にも、私たちが大切にし、信じている想いが込められています。

関わるすべての人々の「Smile」を創造するには、まず社員が成長や達成を感じながら、いきいきと働ける環境が大切です。私たち「社員のSmile」が「ゲストのSmile」を創造する原動力となり、「ゲストのSmile」の広がりが「社会のSmile」を創造する。そうすることで、永続的にホンモノの「Smile」を提供し続けていきます。

2015年に国連で採択されたSDGsは、私たちの進む道の延長線上にもあるものでした。生物多様性の保全はもちろんのこと、訪れるすべてのゲストのWell-being(よりよく生きる)を目指す私たちの想いは、必然的にSDGsの目標と一致していると捉え、約1年間全社員で考えて「AWS-SDGs宣言」を発表しました。

「こころでときを創るSmileカンパニー」という理念のもと、次の5つで枝葉を広げ、さらに大きく、持続可能なSmileを目指しています。

1.あらゆる生命の「Smile(=しあわせ)」のあり方を追求
2.自然・環境を保全し、資源循環に貢献
3.ワーク・ライフ・インテグレーションの推進
4.未来の社会を担う多様な人財育成
5.志を同じくするパートナーと共にイノベーションを生み出す

近年は希少動物の保全活動や、持続可能な循環型パークづくりでの表彰など、当社の取り組みは高い評価をいただいています。

2018年5月には、ジャイアントパンダの繁殖実績が評価され、和歌山県知事表彰においてパンダ飼育チームが「地域おこし部門」の表彰を受けました。

2020年6月には、草食動物の糞を原料とする堆肥の生産や、パーク内で発生した汚水の再利用など、長年にわたって持続可能な循環型パークに取り組んでいる点が評価され、「わかやま環境大賞」を受賞しました。

行政との連携も進み、パートナーシップの広がりも生まれています。1日のほとんどを食事に費やすパンダは、毎日約20~30kgの竹を食べます。そこで2005年より大阪府岸和田市と連携を行い、放置竹林の整備活動の一環としてパンダが食べる竹を採取していました。

2020年には、岸和田市とSDGsパートナー協定を締結し、パンダが食べずに残す竹の幹の部分を工芸品などに加工して資源の循環を図る「パンダとともに未来を創るプロジェクト」がスタートしています。

また2021年9月には、白浜町と「サスティナブルSmile連携協定」を締結しました。これからもより一層、地域課題の解決や持続可能なまちづくりに取り組み、「Smile」溢れる明るい豊かな社会の実現を目指していきます。

社員の「Smile」の輪を広げる

社員一人ひとりが思いやり・素直・前向きという3つのこころを持ち、自己実現や成長、達成感から幸せや生きがいを感じ、プライベート、仕事いずれも輝く環境を作っています。

2018年に完成したアドベンチャーワールドパーク内オフィス「麗しの我が家」建設は、その象徴と呼べるものです。コンセプトは「⼈と未来を育む麗しの我が家」。

このオフィスができる以前は、パーク内各所に事務所が点在し、部署間のコミュニケーションが生まれにくいという課題がありました。そこで、オフィスを⼈と⼈との出会いに溢れ、新しいコミュニケーションから無限の可能性を⽣み出す空間にしたいと考え、フリーアドレス・オープンスペースのフラットなオフィスを作り上げました。

この「麗しの我が家」は、「日経ニューオフィス賞」で近畿ニューオフィス推進賞を受賞しました。普段は顔を合わせない部署の人と話す機会が増えることで、社員同士の結束や一体感が高まり、Smileを生み出す原動力となっています。

「麗しの我が家」オフィスの様子

社員のWell-beingを作る取り組み

社員食堂「KOKORO」も、Smile創造の原動力になっています。ASC認証(責任ある養殖により生産された水産物)の魚やパーク内で栽培された野菜の使用、食品ロスの削減、100%ペットボトルリサイクル食器の使用など、社員自らもSDGsを体感する機会を創出しています。

また、「麗しの我が家」が完成したときに、子育てをしながら安心して働く選択ができるよう、企業内保育園「キラボシ」を開園しました。

これまでは、実家が県外にある社員などは、子育てで頼りにできる人が近くにいないといった理由から、出産を機に退職を選ぶ女性社員も見られました。「子どもたちの成長をパーク全体でアシストする」を方針に掲げた保育園を作ったことで、現在は子育てを続ける親として、パークで「Smile」を創造する社員として、両方で活躍できるようになりました。

「『キラボシ』に通うと、社員みんなにかわいがってもらい、人見知りだった子が明るく積極的になった」という声をよく聞きます。「キラボシ」に通う子どもたちがパーク内を散歩したり、オフィス内を駆け回ることもしばしば。「みんなで成長をアシストする」という環境は、育児参加への意識向上に寄与し、育児休暇取得に対する周囲からの賛同を男女問わず得やすいというよい循環を生み出しています。

みんなで成長をアシストする企業内保育園「キラボシ」

目標とやりがいの持てる働きをサポート

アワーズでは総合職として社員を採用しているため、さまざまな部署を経験できるチャンスがあります。

ジョブローテーションを通して他部署の業務内容を「自分ごと」として捉えられるようになり、自身の業務の質や充実度の向上、部署間の連携強化につながっています。

多くの委員会やプロジェクトもあり、部署を横断して自発的に参画しています。そこでは年齢や経験を問わず、誰もがリーダーシップを発揮できます。

また、すべての社員の人生を尊重し、自己実現に向けて選択をする自由を作っています。仕事もプライベートも充実した働き方を目指し、読書や英会話、他の施設を視察など、学びの機会をアシストする制度や、子育てや旅行など家族の時間をアシストする制度なども設けています。

「ゲストのSmile」を生む〝とき〟の演出

当社が目指すのは、パークを訪れるゲストのみなさまに、「楽しかった」だけでなく、その後の人生にとってプラスになる体験や感動を提供することです。

例えば、動物たちに囲まれて永遠の愛を誓うブライダルサービス「ハッピーウエディング」や、愛をテーマにしたイルカたちの壮大なナイトマリンライブ「LOVES(ラブズ)」など。数ある場所の中からパークでときを過ごすことを選んだゲストに対して、私たち社員だからこそ、動物たちと共に、届けることができる最大限の「Smile」だと考えています。

また、障がいのあるお子様とそのご家族をパークに無料で招待し、楽しいひと時を過ごしてもらう国際的なプログラム「ドリームナイト・アット・ザ・ズー」を2017年から開催しています。

2021年は規模を拡大し、全国から19歳以下のお子様を招待し、パークを丸1日貸切営業にしました。この特別な1日をみんなでかなえるにあたって、私たちだけでなく、イベントの趣旨に賛同いただいた多くの企業・団体や個人の方々に支援をいただきながら開催ができました。

私たちが見据えるのは、日頃から障がいを持つ人に気兼ねなく来ていただけるパークや、すべての人が共に助け合って生きていける社会の実現です。

アワーズが思い描く未来は「理想の夢」ですが、決して手が届かない夢ではありません。パークという〝小さな地球〟を通して、関わるすべての人の人生が「Smile」になるように努力することで、動物たちの生命を守り、地球や自然環境の「Smile」を創り続けていきます。

「ドリームデイ・アット・ザ・ズー」のイベントの様子

アワーズはこんな会社!

パンダを通じたSDGsの取り組みについてお話をうかがいました

パンダ×SDGs

大阪府の岸和田市と連携をとり、竹林整備活動の一環として竹を調達していると本編で触れました。

企業や大学と連携し、これまで廃棄していたパンダが食べ残した竹や糞を有効資源としてアップサイクルする「パンダバンブープロジェクト」という取り組みも行っています。

竹幹部分に穴をあけて光を灯す「竹あかり」を制作したり、竹でできたワーケーションスポットの製作など、アップサイクルにはさまざまな可能性があります。

また、それぞれどのパンダが食べ残した竹を使用しているかを選べる「パンダバンブーリング」や、使い捨てプラスチックの削減に貢献する「パンダバンブータンブラー」などのグッズ商品を展開しています。 ジャイアントパンダを通して、その背景にある環境問題にも目を向けるきっかけになればと考えています。

株式会社アワーズ
取材日:2021年9月8日
代表取締役社長:山本雅史
設立:1977年9月9日(開園年月日1978年4月22日)
事業内容:動物園、水族館、遊園地および博物館の経営、飲食店および売店の経営

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