【大京株式会社】仲間と共に働き、語り、笑い合い、 チャレンジを通して技と心を磨く

  • 設立 1976(昭和51)年7月
  • 事業内容 塗装事業(建設機械部品、自動二輪リム、産業機械・工作機械、特殊塗装)、組立事業(建設機械キャブ、建設機械運転席ユニット、トーイングトラクターキャブ、建設機械各種アタッチメントの設計・製作)、板金事業(建設機械キャブ、建設機械運転席部品、建設機械外装部品)、プラント設計(塗装設備・組立設備の設計・製作・据付)
  • 資本金 9,900万円
  • 従業員 412名 ※2020(令和2)年4月1日時点
  • 本社住所 石川県小松市串町工業団地1-1
  • 電話番号 0761-44-8883
  • URL http://www.bigtoday.co.jp
  • 〈出資会社〉
  • 株式会社アイズファクトリー
  • 本社住所 東京都千代田区神田錦町一丁目1番地5号 神田橋安田ビル9階
  • URL  http://bodais.com/company

小松から世界へ、日本のモノづくりの力を知らしめる企業がある。建設機械の板金・塗装・組立を一貫して手掛ける大京株式会社(以下、大京)だ。大京は1976年に設立され、2003年に中国での工場生産を開始、現在は日本・中国・タイの3拠点で製造ラインを展開する。人の手で培われる確かな品質を磨く傍ら、同業他社に先駆けて産業ロボット、ITなどの新技術を導入してきた。「Over the Border 境界を超えて」の旗のもと躍進する同社について、代表取締役の二宮吉男社長、常務取締役の二宮 自氏、総務部長の北山尚平氏、同主任の宮田雅義氏に話を聞いた。

コマツと手をたずさえて世界へ進出

代表取締役 二宮吉男社長

塗装を原点とする大京は、株式会社小松製作所(以下、コマツ)とのご縁に導かれて、事業を発展させてきました。コマツ工場内で部下数人と製品の塗装を請け負っていた私は、同社の勧めで1976年に法人を設立し、自前の工場での部品塗装をスタートしました。その後コマツから仕事ぶりを高く評価され、順次、組立、板金の仕事も依頼されるようになり、現在当社では板金・塗装・組立までの工程を一貫して手掛けています。
生産ラインの拡大に合わせ、設計情報をPCに取り込み、数時間で作業完了となる板金加工システムや、自動車並みの高い塗装品質と防錆効果を持つカチオン電着塗装技術に、月産4000台の製品生産能力を誇る組立ラインなど、当社は工場への設備投資をしてきました。その結果2万点の部品を作るノウハウと調達力を備え、今日では世界で生産されるコマツ製品の70%に、大京の製品が組みつけられています。
当社の主な取り扱い製品は、油圧ショベルやホイールローダーなど建設機械のキャブ(運転席)です。ガンダムでたとえると、ロボットの操縦席にあたる部分ですね。コマツへ製品を供給する他のサプライヤーとは違い、建設機械の頭脳となる部位を作っているのが、大京のモノづくりの特徴です。当社とコマツは企画立案から製造の段階まで、一体となりプロジェクトを進めています。コマツから受注した製品の設計情報は、当社側からコマツデータベースへのアクセスで直接確認でき、情報共有の正確性とスピードでは同業他社を凌駕しています。また、運転席の専門メーカーとしての技術・知識に関しては、コマツと比べても遜色ないと言えるでしょう。
技術力を高める一方で、当社は2000年代に入り海外展開も果たしました。2003年に中国で、コマツとの合弁会社の立ち上げに踏み切ったのです。当時は従業員100人足らずの規模の会社であり、海外進出は当社にとって賭けでしたね。文化や習慣の違いに戸惑いましたが、幸いにも法律や人事・労務関係を、コマツの方々に助けていただきました。工場の操業直後には私が現地へ渡り、従業員と話し合うこともありましたが、立ち上げの労力は最小限に抑えられたと思います。そこでの経験は、2006年のタイ、2007年の中国での当社100%出資の現地法人設立に活かされています。

「ヒト」を大切にするオーダーメイドな働き方の提案

主力商品のホイールローダーキャブ。「技能継承道場」で高い技術を身につける

「ヒト」が財産と考える当社では、人材育成と社員が働きやすい職場環境を整えるための、様々な取り組みを行っています。
モノづくりにおいては、板金・塗装・組立の各分野に熟練した先輩社員の指導のもとで、新入社員、若手社員が技術を身につける「技能継承道場」が挙げられます。ここで基礎的な技能を習得したのち中堅社員になる頃には、コマツ主催の「オールコマツ技能競技大会」入賞を目指して各自が技を磨きます。他には57種類の資格習得を奨励して資格手当を支給するなど、会社として個人の学びを応援しています。
新入社員の配属については、本人の希望部署への配属を考慮しています。ただし当社の基本はモノづくりのため、本配属の前に全員に現場研修を体験してもらい、各自の適性を調べたうえで配属先を決定します。教育システムと同様に新入社員のキャリア形成に関しても、それぞれに応じたタイミングで個人に最適なプランを提案するように努めていますね。仮に配属先の業務が合わなくても、適正に応じて製造部門、技術部門、管理部門など部署をまたいでの異動、新しい仕事へのチャレンジが可能です。国内外を問わず、ひとつの場所にこだわらないで、色々な未来の可能性を個人が探っていける。社員の柔軟なキャリア形成を周りがサポートしてくれるところが、大京の良さといえるでしょう。
新入社員に限らず、私たちは女性の働きやすさも追求しています。当社の育休後の復職率は100%。働き方改革が進められる前から、時短勤務や保育所の送迎に間に合うようにフレックスタイムを導入してきました。2015年頃からは育休復帰後の配置転換による、出産をマイナスと捉えないキャリア形成に取り組んでいます。女性社員は同じ業務に固定化しやすく、10年同じ仕事をしている人も珍しくはありません。出産を転機に今までとは違う視点で仕事に向き合ってもらえればと、この制度をスタートしました。負荷のかからない業務から担当してもらっていますが、「業務内容を改善できた」との報告もあり、仕組みは上手く回っていますね。

モノづくりの未来に向けての新たなチャレンジ

2021年の創立45周年記念事業として、当社は現在3ヵ所に分散する工場を、本社に隣接する7万㎡の土地に集約させる、新工場の建設を予定しています。ひとつは、工場間での半製品を搬送する無駄を省き、老朽化の目立つ工場設備の一新により、生産性と効率を高める目的があります。もうひとつは、労働環境を良くして、社員の働きやすい会社にするためです。アンケートで皆の意見を募り、社内のニーズに応える形で準備を進めています。
当社はこれまでコマツと共に、順調に売上を伸ばしてきました。コマツへの製品供給が9割を占めるうえ、海外2拠点のいずれかで生産変動に対応するリスクを吸収できることから、国内景気に左右されずに経営は安定しています。とはいえ供給量は飽和状態に近く、前と同じやり方では大幅なシェア拡大を望むのは難しい面もあります。そこで別の方向での業績拡大に向けて動きだしています。
社会やモノづくりの変化のスピードが非常に速い現代では、ビッグデータやICTが次の時代をリードすると私は考えています。これらを活用して事業内容と企業文化を進化させたいと願い、当社はAI活用・データ解析会社、※株式会社アイズファクトリーへ約40%出資しました。たとえば建設機械の操縦性について、運転者の属性別にデータ解析に基づいた情報提供を行うと、新分野での成長が見込めますよね。データ解析会社へ出向した若手社員に、そこで学んだ知識を使って何ができるかを考えてもらう、そんな試みもやってみたいです。異なる領域の仕事を目の前の仕事に結びつけることでビジネスを融合できれば、大京は会社としての新たなステージに立てます。5年先10年先にどんな花が咲くかはわかりませんが、将来的には異業種への参入もできればいいと目論んでいます。
「Over the Border 境界を超えて」の言葉通り、大京は創業以来あらゆる活動に制限をもうけず、変化を楽しみ、チャレンジを続けてきました。私たちと一緒に新たなチャレンジをしていく仲間を、いま当社は求めています。

社員インタビューー 総務部 東木 悠樹さん
当社は「ヒトを育てる」気持ちの強い人が集まっています

私は現在入社5年目で、入社後約4年間は組立課で中型油圧ショベル運転席のハーネスの取り廻し(配線作業)などを担当していました。個人に合わせた指導をしてくれる先輩と一緒に働くうちに、「先輩方のように自分も仕事ができて従業員一人ひとりの面倒を見られる人間になりたい」と思うようになりました。その想いは今も変わりません。
人と触れ合い、モノづくりをできるのが当社の魅力です。春には花見、秋には大京スポーツフェスティバル、冬には忘年会など数多くの社内イベントが行われ、これらに参加するほどに知り合いが増えて皆と仲良くなり、仕事も進めやすくなりますね。まちでは自分たちの作った製品が組付けられた建設機械が公道や工事現場で実際に動く様子を見かけるたびに、すごく感動します。総務での仕事は始まったばかりですが、どうしたら社員が気持ちよく働けるか考え、サポートしていきたいです。新入社員や実習生に頼られる、責任感のある人を目指していきます。

社員インタビューー 業務部生産管理課 坂井 真季 さん
「大京ファミリー」の温かさが魅力の職場です

地元の会社でがんばりたいと思い、小松市に本社および工場があり、また売上の大半がコマツである当社に、安定感と魅力を感じて入社しました。私は現在入社3年目で、生産管理の仕事をしています。入社1年目は現場研修で、製品の組み立てに必要な部品を集める、キット作業を担当していました。当時の業務は現部署での、部品のリスト作成に役立っています。
当社を表す「大京ファミリー」の言葉通り、社内には壁がありません。人柄の良い先輩方が多くて、働きやすいですね。私はスポーツフェスティバルの実行委員をしているのですが、部署をまたいだ社員同士の交流を楽しんでいます。半年に一度の面談では上司が親身に相談にのってくれ、いただくアドバイスには部下を成長させたいと願う想いが溢れています。
入社前から希望していた、受注から出荷までの一連の流れにたずさわる仕事に、私はやりがいを感じています。会社の舵をとるこの部署で、事務所や現場を動かせるような存在になりたいです。

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